ぐんまの鉄道風景
自己紹介
上毛鉄道写真事務所
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ひとこと・・

 実をいうと、僕は鉄道にはあまり詳しくありません。鉄道写真を撮り始めてからしばらくの間(半年以上)複線区間で列車が左側通行していることも知りませんでした。

 今でも鉄道に関する知識は、当時とあまり変わっていません。鉄道写真を撮るうえで鉄道のことを詳しく知っているに越したことはないかもしれませんが、知らない者ならではの視点、知らない者だから撮れる写真もあると思います。そんなふうに前向きに(自分の都合の良いように)考えて、今後も自分らしい鉄道写真を撮っていきたいと思っています。

・・ますは、ごく簡単に自己紹介します・・

名前あま党タカノスケ(あまとう たかのすけ)

出身:群馬県

性別:男性

経歴2013.7〜 群馬アマチュア鉄道写真家協会会員

群馬アマチュア鉄道写真家協会のホームページはこちら

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100の質問にも答えています 「鉄道写真を撮る人へ100の質問」への回答
「群馬で鉄道写真を撮る人へ100の質問」への回答
お時間のある方は、以下もお読みください

マニアというほどではなかった 僕は鉄道マニアというほどの者ではなく、これまで特に鉄道関連の趣味を持ったこともありませんでした。子供のころは確かに鉄道が好きでしたが、それほど熱中することもなく、そのまま年齢を重ねてきました。

 それでも鉄道をまったく忘れていたわけではなく、旅行等に出かける際にはいつも鉄道を利用したり、旅先で電車の写真を撮ったりしていたので、それなりに鉄道を楽しんでいたのかもしれません。といっても意識して鉄道写真を撮るようなことはなく、 旅の思い出として撮った写真のなかに電車の写真もあった、という程度でした。

 カメラに関してもそれほど興味を持っていたわけではありませんでしたが、デジカメは比較的早い時期から使っていて、外出時にはよく持ち歩きました。旅行のときなどはデジカメだけでなく、「写るンです」のようなレンズ付きフィルムも持って行って、そこそこ写真は撮りました。でもなかなか満足のいく写真は撮れませんでした。実際はもっと雄大な眺めだったのに写真ではそれが表現できていない、なんてことも多かったのです。

 特に写真が上手になりたいと思ったわけではありませんでしたが、もう少し良い写真が撮れるようになりたいとは思いました。カメラが新しくなれば良い写真が撮れるわけではありませんが、何年も使っていたデジカメはもう古かったし、せめてもう少し高性能なデジカメがほしいと思うようになりました。

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20世紀に製造されたデジカメ(笑)で撮った写真です。万座温泉への旅行の際、万座鹿沢口駅にて撮影。

デジタル一眼レフとの出会い 新しいデジカメを買おうと思って販売店に行ってみると、店頭に並んでいたのはそれまで僕が使っていたデジカメとは比べ物にならないくらい高性能なカメラばかりでした。どれを選んだらよいのかわからなくて何度も見に行ったり、カタログを集めてあれこれ検討したりしました。

 そんなことをしているうちに、デジカメでも一眼レフの存在が気になり始めました。一眼レフといえばプロやマニアの人が持つカメラで、僕のような一般人には一生縁がないと思っていました。でも店頭で一眼レフをいじってみると、レンズ越しに被写体を見る感覚や、シャッターの心地よい感触に心が惹かれていくのが感じられました。

 一度気持ちが動きだすと、一眼レフのことが頭から離れません。これまではなかなか思い描いたとおりの写真が撮れなかったけど、こんなカメラがあれば撮れるようになるのではないか、と錯覚し始めてしまいました。一眼レフの使い方なんてまったくわからないくせに、デジタルならなんとかなるだろう、などと勝手に都合の良いことも考るようになってしまいました。 一眼レフデジカメはかなり高価な感じがしましたが、手の届かない価格というほどでもありませんでした。

何を撮るか そんなわけで僕は使い方もわからない一眼レフデジカメを買ってしまったのです。買ってからは、さあたいへん。何をどう撮ったらよいのか、全然わかりません。一眼レフの入門書のような本も買いましたが、それを読みながら練習してみても実際の感覚がつかめず、ほとんど進歩がありません。一時は一眼レフを買ったことを後悔したこともありました。

 でもせっかく高いお金を出して買ったので、もったいなくてやめることもできません。どうしたら良いものかと考えてみたところ、明確な目標もなくただ漠然と一眼レフを使っているのがいけないのではと思うようになり、撮影するジャンルを決めて、そこに集中してみようと思いました。撮影ジャンルを選ぶために、今度はカメラ雑誌などに載っているいろいろな写真を見てみました。

 すると、これだ、というものがはっきり見えてきました。いろいろな写真のなかで、「僕もこんな写真が撮りたい!」と最も強く感じたのは鉄道写真でした。考えてみれば子供のころから鉄道は好きだったのだから、僕が鉄道写真を撮りたいと思うのはごく自然なことだったのだと思います。一眼レフを手に入れてからはカメラのほうにばかり気が行って、被写体のほうにあまり目が向いていなかったのでしょう。そのため「鉄道写真を撮る」ということに気づくまでに、少々時間がかかったのでした。

鉄道写真を撮り始める 被写体を鉄道に決めたのは良かったものの、今度は鉄道写真の撮り方がわかりません。撮影したい位置にピントを合わせて待ち、そこに列車が来たところでシャッターを押す、といった基本的なことは、これまでの経験的になんとなく身に付いていました。でも今までに僕が撮った写真は、ただそこに列車が写っている、というだけのものでした。あのカメラ雑誌に載っていたような格好いい鉄道写真を撮るにはどうしたら良いか、またまた悩むことになりました。

 といってもこのときは、一眼レフを買った当初のような何もわからないという状況とは違っていました。鉄道写真を撮るという明確な目標があったからです。カメラ雑誌に載っている格好いい鉄道写真を見て、どんな構図で撮っているのか考えてみたり、まずは近い場所で適当な撮影地がないか探しに出かけたり、そんな準備作業もなかなか楽しいものでした。

 そしてある程度準備が整ったところで、いよいよ鉄道写真の撮影に出かけることになりました。カメラや三脚を持って撮影地に向かうときのわくわくする気持ちや、撮影地で列車が来るのを待つときの期待感や緊張感などは今でも忘れません。この日初めて意識して撮った鉄道写真は、はっきりいって期待外れのぱっとしない出来栄えでした。でも鉄道写真を撮る楽しさはじゅうぶんに感じることができ、被写体として鉄道を選んだのは正解だったと確信しました。

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鉄道写真を撮り始めた頃の写真。定番撮影地の情報を見つけて、ただそこへ行って撮っただけ・・。という感じです。

故郷の鉄道風景を撮り続けたい こうして僕の趣味の欄に「鉄道写真」が加わることになりました。  ひと口に鉄道写真といってもいろいろありますが、僕は鉄道のある風景写真を中心に撮っていこうと思っています。僕は鉄道マニアというほどではないので、車体や列車の編成にはほとんどこだわりがありません。ですが、群馬が好き、ということにはこだわりがあります。生まれ育った群馬の自然や風景の素晴らしさを、鉄道写真として残していきたい。鉄道写真を撮り始めてすぐにその方向性は決まりました。

 鉄道写真の楽しさについては、今さら僕がこの場であれこれ述べる必要はないでしょう。良い趣味に出会えたと思っているので、これからも楽しみながら故郷群馬の鉄道風景を撮り続けたいと思っています。

 長々と読んでいただいて、ありがとうございました。

「鉄道写真を撮る人へ100の質問」「群馬で鉄道写真を撮る人へ100の質問」にも答えてみましたので、よろしければそちらもご覧ください。

「鉄道写真を撮る人へ100の質問」への回答 「群馬で鉄道写真を撮る人へ100の質問」への回答
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